50代から70代にかけて起こりやすい尿もれや頻尿。人によっては深刻な悩みとしてお持ちの方も多いのではないでしょうか。
しかし、病院でもこれといって効果のある治療法はありませんし、加齢や年齢による筋力の低下だと思い込んだり、お医者さんからそう言われてしまって諦めるしかないのが現状です。
そんな方に朗報です。
今回は、その頻尿、尿もれの原因が、実は骨盤の歪みから来ているというお話です。
「そんなバカな?」そう思うでしょうが、実はこの骨盤の歪みと頻尿、尿もれは多いに関係があります。
45000人を施術してきた整体師の実際の経験からお話致しますので、ぜひ最後まで読み進めてくださいね。
尿もれ、頻尿はこうして起こる!排尿のメカニズムとは?
人間本来の排泄の機能は、膀胱に尿がある一定量溜まった時に膀胱から脳に”尿意”として司令を送り、
普段は閉まっている膀胱の出口を開けることにより、トイレに行きたくなって排泄するというのが正常ですが、排尿障害になってしまうとこの流れが崩れてしまいます。
この一連の流れはダムの放流と似ています。
人が監視していないセンサー付きのダムがあるとします。
雨が降ってダムの水が増水しても溢れないようにある程度たまるとセンサーが働き、水門を開ける指令を送ります。
そうして水門が開いてダムの中の水が川に流れるというものです。
人間の排尿メカニズムはこれと同じようなシステムになっており、尿意(おしっこに行きたい衝動)によってそれを可能にしています。
しかしこれが正常に働かなくなることがあります。
ダムに例えると、センサーや水門の具合が悪くなってしまっているということですね。
これが尿もれや頻尿と言われる排尿障害です。
頻尿とは、まだ少ししか溜まっていないのに、尿意が何度も起こってトイレに行く現象です。
そして尿もれとは、尿意があった時に我慢ができない。または尿意の前に無意識に排泄してしまう現象です。
これは一定量溜まった時に、膀胱から脳への司令(センサー)がうまくいっていないことと、膀胱括約筋という尿道を締める筋肉(水門)が開きっぱなしか、正常に働いていないことが原因なのです。
お分りいただけましたか?
問題はここからで、これら尿もれや頻尿を病院では一般的に加齢が原因としてしまっているということです。
私はその原因は他にあると考えています。
実は尿もれ、頻尿の原因は放置していた骨盤の歪みだった!?
私の考えは、骨盤の歪みによって次に説明する2つの問題によって排尿機能が正常に機能しなくなっているという考えです。
骨盤の歪みによる骨盤底筋群のねじれと広がり
これは骨盤を下から見た図ですが、このように骨盤の底、いわゆる肛門や尿道の出口に骨盤底筋という筋肉が存在します。
この筋肉が働く事で排尿や排便のコントロールを自動的、または意図的にすることができます。
トイレに行きたくても我慢できるのはこの筋肉が正常に働いているから行えます。
尿もれは一般的に加齢による筋力低下と言われていますが、実はその割合は少なく骨盤が開いたりねじれたりすることによって正常な収縮運動ができなくなってしまっていることに原因がります。
図で見てもわかるように、骨盤がねじれると骨盤底筋もねじれますし、広がると筋肉も引っ張られます。
骨盤内臓神経の伸長と圧迫による神経伝達機能の低下
骨盤にはもう一つとても大事なシステムがあります。それは自律神経が張り巡らされているということ。
人間の自律神経は交感神経と副交感神経という2つの役割がありますがそのうちの副交感神経が骨盤仙骨から内臓に向かって出ています。
そのうちの骨盤内臓神経という泌尿器系の神経が骨盤の歪みにより伸長、または骨盤の開きによってできたスペースに下垂した他臓器からの圧迫で神経が押しつぶされると神経伝達が上手くいかなくなります。
排尿を合図するセンサーが壊れてしまうことになります。そうなると膀胱に尿があまり溜まっていないのに排尿の指令を出してしまうというようなことが起こってしまいます。
骨盤構造の変化によって、センサーの誤作動や、骨盤底筋の機能低下に繋がるということです。
まとめ
いかがでしたか?
骨盤の歪みと開きが30代の女性にとても多く見られ、そこから50代にかけてさらに深刻になっていくというのが、多くの患者様を見てきて思うことです。
それと頻尿や尿もれの問題を抱える人の数を比較すると、骨盤との因果関係は全く無視できません。
実際に、骨盤を整体すると尿もれや頻尿が軽くなるとおっしゃる方がたくさんおられることから肌感覚でそう感じています。
今、そのようなことにお悩みの方は一度、骨盤の状態を検査、ケアされてみてはどうでしょうか?
骨盤を整えることで、今のあなたのお悩みを根本的に解決できる可能性が十分にありますよ!
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