なぜ腰の痛みは長引くの?腰痛が慢性化する4つの理由

あなたの腰の痛みがもう何ヶ月、何年も続いて悩んでいませんか?

このように一度起こった腰痛が治ってはまた起こり、そんなことを繰り返していくうちに腰痛は慢性化してしまいます。

そうです。腰痛というのは長期にわたって症状が長引いてしまうのが特徴です。

しかしなぜ、足首や腕のケガと違って腰痛は何年も続いてしまうのでしょうか?

そもそも人間は腰痛を起こしやすい体の構造になっていることがリスクなんです。

そしてそれに追い打ちをかけるように、体の内部では加齢や日常生活による様々な内部の変化が起きてしまうのです。

では腰痛が慢性化しやすい理由を具体的に説明していきましょう。

 

椎間板のみずみずしさは20才がピーク!そこから老化が始まる

背骨と背骨の間にある椎間板は水分が豊富なのが特徴でそのおかげで、高いクッション性を保持して腰椎にかかる負荷を和らげてくれています。

しかしこの椎間板は非常にもろいのです。

内部の水分量と弾力性のピークが二十歳前後で、そこから水分量が一気に減っていきます。

そして椎間板は次第に全体の水分が抜けてきて固くなり弾力性を失ってしまいます。

お正月に残ったお餅を想像してみてください。

つきたてのお餅はふわふわなのに、時間が経つとカチカチに。

そしてひび割れが起こってきてしまいますよね。

椎間板もこのお餅と同じように水分がなくなるとひび割れを起こしやすくなります。

このようにあまりにも早い椎間板の老化現象が、腰痛の一因となってしまうのです。

 

脊髄神経と腰椎、椎間板はそれぞれがとても密接している

これら3つの組織は腰の部分で密接して存在しています。

特に脊髄神経は腰椎と腰椎の狭い隙間から出ていて全身に張り巡っているのです。

機能的に効率が良い反面、脊髄神経が腰椎や椎間板に接触しやすくとてもデリケートな位置関係なのです。

そして常に姿勢が変わることでいつでも神経を圧迫するという危険が隣り合わせになっている状況なのです。

 

腰は上半身の体重が一気にのしかかる場所

腰椎の一番下の部分と骨盤にある仙骨の間にある関節は、上半身の体重を一気に受けてしまう場所でもあります。

そして日常生活での姿勢が悪い場合、通常の2倍から3倍の負荷に変わってしまうため、常に腰には大きな負担がかかっている状況になります。

これが腰痛が起こりやすい、また腰痛が長引きやすい理由のひとつです。

 

背骨と骨盤は歪みやすい

腰回りの体の仕組みでお話ししたように背骨や骨盤というのは一つの骨ではありません。

数個から数十個の骨が繋がり合って出来ていて、そこには関節によって動きがあるために簡単に歪みを起こしてしまうのです。

適度に運動、そしてストレッチをしたりと体を動かすことができず、背骨や骨盤のゆがみをリセットできない環境で日常生活を何年も過ごしている人は、歪みを元に戻すことができずに結果的に腰痛を起こしやすかったり、腰痛が慢性化してしまう原因となってしまいます。

 

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