やってはいけない!変形性膝関節症の間違った治療とは?

膝が痛い状態がしばらく続いて、整形外科で診察してもらった結果、お医者さんから告げられる病名が変形性膝関節症。

 

レントゲン写真を見せてもらうと一目瞭然、膝関節が変形を起こしているのが分かりますよね。そんな時、これから行う治療について言われるがままにお医者さん任せにしてしまうのは非常に危険です。

 

今回は、お医者さんも知らずにしている間違った治療法をお伝えしたいと思います。まず変形性膝関節症とはどのようにして起こるのかをお話しします。

 

変形性膝関節症とは?

 

 

膝関節の内部が変形を起こしそれによって膝の痛みを起こす病気です。中高年の女性に多く発症するのが特徴で、膝の内側に痛みが起こり、立ち上がりや動き出し、階段を降りるときなどに痛みを感じます。

 

最初の痛みは片側からから始まり、ましになると反対の膝が痛くなります。そして酷くなると両側の膝に痛みが起こります。

 

関節面の内側を押すと痛みを訴えます。膝の変形が進んでくると、痛みも酷くなり歩くたびに激痛が起こります。レントゲンでは膝の内側に変形が起こってるのが見て分かります。

 

変形性膝関節症で行われている間違った治療法とは?

 

膝にたまった水を抜く

 

膝の腫れで整形外科を受信すると行われるメジャーな治療法です。膝の水を抜くと一時的に痛みがましになりますが、その時の注射がかなり痛いです!

 

しかし膝に水が溜まっからといって抜いてはいけません。その詳しい理由をこちらの記事で書いていますのでぜひチェックしてください。

 

絶対に抜いてはいけない!医者も知らない膝に水がたまる原因とは?

 

急に運動を始める

 

変形性膝関節症は発症年齢が中高年ということで、筋肉の衰えが指摘されます。

そこで太ももの前の筋肉を鍛えるようにお医者さんからアドバイスされることが多いですよね。

 

しかし、焦って急に運動を始めてしまっては逆効果になります。

運動によって膝の負担が大きくなることを理解した上で、出来るだけ重力がかからない状況で筋肉を鍛えるようにしましょう。

 

早めに手術の選択をする

 

膝の痛みは日常生活を行う上でかなりの苦痛を伴います。

 

「痛みが楽になるのなら。」「少しでも長く歩けるようになりたい。」そのような気持ちから手術を考えられることがあると思いますが、ちょっと待ってください。

 

手術を選択する前にまだできることはありますよ!手術は最悪の状態になって初めて選択肢として入れるべきだと考えます。

 

理由は2つ。

 

一つは一度手術をしてしまったらもう二度と元には戻せないこと。
もう一つは手術したからといって必ずしも良くなるものではないということです。

 

変形性膝関節症で人工関節の手術をした方でもいまだに膝が腫れるという方もいらっしゃいます。なので手術の選択肢は慎重に行いましょう。

 

間違っても1つの病院で決めることは避けましょう。一番いいのはセカンドオピニオンです。レントゲンを持って複数の病院で、それぞれのお医者さんから意見を聞いてみることをおすすめします。

 

最善の治療法は?どうすれば変形を食い止めることができるのか?

 

これは私の考えですが、膝にねじれの力がかかり続けて膝の変形が起こっているのなら、ねじれの力をかからないようにしてあげることが変形を防止する最善の治療です。

 

それは膝関節の両隣の関節、股関節と足関節を治療して歩行時に脚をまっすぐに出せるようにしてあげることです。

 

変形性膝関節症の患者さんの多くに股関節の動きがとても悪く、足に浮き指、外反母趾が見られ足裏の安定感を失っています。

 

しかし、あまりにも変形が進んでしまってはどうしようもありません。やはり早期発見、早期治療が大切です。ぜひご自身でも自分の体をチェックしてみてくださいね。

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