10代や20代で膝が痛いのはジャンパー膝かも?

部活やスポーツをしている10代、または20代の息子さんをお持ちのお母さん。

息子さんが膝が痛いと言って病院に連れて行ったら「これは、ジャンパー膝ですよ!」とお医者さんに言われませんでしたか?

でもこんな病名、はじめて聞いたという人も多いと思います。

一体ジャンパー膝って何なの?

「お医者さんに説明を受けたけどよくわからなかった」という方にこの病気のこと、詳しくお話しします。

ジャンパー膝とは何か?

大腿四頭筋

ジャンパー膝とは膝の前側が膝の曲げ伸ばしによって激しい痛みが起こる病気です。

痛みの場所としては膝蓋骨(膝のお皿)のすぐ下、膝蓋靱帯の上の方で起こりやすくなります。

比較的若い人に多く、10代20代でスポーツを行う人に起こりやすいのが特徴です。

 

ジャンパー膝は成長痛とは違う

息子さんが膝が痛いと訴えた時、若さとスポーツをしていることから、「成長痛」ではないかと思われる人がいます。

しかしジャンパー膝は成長痛とは違います。

成長痛は一般的に起こる原因がわかっていませんが、ジャンパー膝は明らかな原因がありますし、痛みの出る場所や痛みの出方なども大きく違います。

ではジャンパー膝が起こる原因は一体なんなのでしょうか?

 

ジャンパー膝はなぜ起こるの?

ジャンパー膝の痛みの場所は膝の前方の膝蓋靭帯という組織に炎症が起こります。

ということは、膝の前方部分に強い負荷がかかっているという可能性が大きいわけです。

その原因として足の形が悪いというのがあります。

例えば、扁平足、浮き指、外反母趾、反張膝といった足の異常によるものです。

これらの足の異常によって踏み込んだ時の体重がまっすぐ足裏に伝えられなくなり結果的に膝から下がねじれてしまいます。(一般の人が見てもわからないレベルです)

この下腿部のねじれによって膝蓋靭帯にねじれの負荷がかかって膝に炎症を起こすのです。

 

ジャンパー膝の治療で安静を取るのは間違い!

お医者さんで治療を受けてしばらく安静をすすめられたり、あまりに痛いので部活を休んだりして、回復を待つ人がいます。

しばらくして症状がましになったので、運動を再開するとまた痛くなった。

こんなことがよく起こってしまいます。

そうです。この病気は安静をしているだけではほぼ再発してしまうのです。

運動を再開することで、膝にねじれの負荷がかかるからです。

よって、ジャンパー膝はしっかり治療をしないと完治しません。

もし、ねじれの原因が足の形によるものであれば、それを治す治療が必要です。

そうすれば、短期間で症状は良くなり運動を再開しても再発するリスクが大きく減り、完治に向かいます。

ジャンパー膝を1日でも早く治したければ、自己判断で対処することはせずに、専門家に適切な治療を受けることをおすすめします。

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