どうして腰椎椎間板ヘルニアは太ももや足に痛みやしびれが出るの?

こんにちは。

大阪本町の慢性腰痛と膝の痛み専門整体院Uenishi(うえにし)整体院院長の上西です。

今回は腰椎の椎間板ヘルニアという病気についてお話しします。

この椎間板ヘルニアになるとよく起こる症状が腰の痛みやお尻、さらには太ももから足にかけての痛みとしびれの症状です。

しかしなぜこのように痛みだけでなく、しびれの症状が出てしまうのでしょうか?

また腰椎の疾患なのに、腰だけではなく足にまで症状が出てしまうのでしょうか?

この疑問を明らかにしていきたいと思います。

 

この腰椎椎間板ヘルニアを知るためには、まず背骨と椎間板と脊髄の仕組みを知っておく必要があります。

まだこちらをチェックしていない方はぜひご覧ください。

なぜ腰が痛くなるの?よく分かる腰周りの仕組み

 

腰椎椎間板ヘルニアは単なる腰痛とは違う!

これにはまず腰椎椎間板ヘルニアのことをよく知る必要があります。

一般的な腰痛は筋肉の疲労や損傷が原因なのに対して、腰椎椎間板ヘルニアは神経が痛みの発生原因になります。

神経というのは痛めたり圧迫を受けたりしたその場所のみが痛くなるだけでなく、その神経が先に伸びる筋肉や皮膚感覚にまで症状を出します。

これは脊髄神経が痛みや感覚を先に伝えるという機能によって関連痛として痛みが広がるのです。

圧迫された神経の場所とその神経が向かう場所両方に痛みやしびれを出してしまうのです。

腰の神経は大部分が下半身を支配しています。

よって圧迫を起こすとその神経が支配している領域に痛みとしびれが出るのが腰椎椎間板ヘルニアの特徴なんです。

正座を長時間していて立ち上がった時に痺れて立ち上がれなかった経験をされたことがあると思いますが、あの現象も神経の圧迫によって起こっているんです。

そのほかにも神経の圧迫を起こすとこんな症状があります。

✔︎足先に力が入らなくなる

✔︎太ももが上がりにくくなる

✔︎足の感覚が麻痺したり鈍く感じる

✔︎足が冷たく感じる

 

腰椎椎間板ヘルニア以外でも起こる足のしびれもある

足のしびれの症状は椎間板ヘルニアだけではありません。

神経圧迫が原因で起こらない病気もあるので、そちらもご紹介しておきます。

足のしびれは糖尿病でも起こります。特に足先のしびれが特徴です。

血糖値が高めの人や医師から糖尿病の診断、治療を受けている人はそれによってしびれが起こるということを認識しておきましょう。

そして脳疾患(脳梗塞や脳内出血)でも起こります。

これは脳の損傷によって起こるしびれです。

 

腰椎椎間板ヘルニアになりやすい人の職種

職種によって腰に負担をかけるお仕事があります。

やはりそんな人は腰椎椎間板ヘルニアの大きなリスクがあると考えましょう。

 

✔︎力仕事をする人(倉庫での作業、介護職やヘルパーの方)

✔︎運転をする人(トラックのドライバーや営業職でよく車を使われる方)

✔︎居酒屋や飲食店の調理場の人

 

力仕事をされる人はどうしても仕事上前かがみの姿勢になることが多いですよね。

その状態で重い荷物や患者さんを持ち上げるという行動は椎間板に想像以上の負荷がかかってしまいます。

運転をする人はシートに長時間もたれることで、腰が丸まってしまいます。

この姿勢は以外に腰椎椎間板ヘルニアになりやすい姿勢なんです。

飲食店で調理をされる人も常に少し前かがみ気味です。

このように腰にとって悪い姿勢を長時間取らざるを得ないお仕事の方は注意が必要です。

 

神経の圧迫による足のしびれは長期間続くと戻らないこともある

もし今あなたが足のしびれを感じていて、何も治療をしていないのならすぐに対処する必要がります。

なぜなら神経の圧迫による足のしびれは長期間放置すると、戻らなくなってしまうからです。

神経変性という現象で、圧迫を受け続けた神経はやがて機能を失ってしまうということが起こってしまいます。

そうならないうちに早めに治療しましょう。

 

 

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