脊柱管狭窄症は一度かかって放置していると、症状がだんだんときつくなる傾向があります。
足のしびれによって長く歩けなくなったり、足が上がらなくなったりと状態は次第に深刻になります。
よって、「この先、私の体はどうなるのだろう?」と将来に大きな不安を抱えるようになります。
脊柱管狭窄症という病気が「治りにくい病気」という風に定着されつつあるのも、そのせいかもしれません。
しかし、脊柱管狭窄症はあなたが思っているほど、恐ろしい病気ではありません!
まずはこの病気のことについてよく知ることから始めましょう。
脊柱管狭窄症についてまだよく知らない人は、こちらの記事をチェックしてみてくださいね。
そして今日は、脊柱管狭窄症をセルフケアで改善させようというお話をしたいと思います。
安心してください。
病気としっかり向き合うことで、自分で治せる可能性はグッと近づきます。
セルフケアで神経の圧迫を軽くすることは可能なの?
難病と言われるほどのこの病気が、なぜセルフケアで症状を軽くすることができるのでしょうか?
それには病気が起こるメカニズムを知ると明らかになります。
脊柱管狭窄症はどうして起こるのでしょうか?
一般的には、脊髄神経の通り道である脊柱管が狭くなることによって起こると言われています。
狭くなることによって神経を圧迫し、足のしびれなどの症状を起こすのです。
これを病院では、手術によって神経を圧迫している場所をメスで切り取って脊柱管を広げるということを行おうとします。
そしてこれ以外方法がないとも言われるでしょう。
しかし、実際には脊柱管内の神経の圧迫は様々な原因で起こります。
それは姿勢の悪さや背骨のずれでも起こってしまうのです。
背骨全体は一つの骨ではなく、26個の骨が積み木のように重なって一つの骨のようになっているにすぎないのです。
よって猫背になってしまったり、反り腰になってしまったりと姿勢が悪くなることで、脊柱管は狭くなってしまいます。
そして体の歪みによって背骨の中のいくつかがずれてしまうということもあります。
ずれた部分の脊柱管はやはり狭くなってしまいます。
例えばある姿勢によって足のしびれがひどくなってしまうというのであれば、その姿勢を取った時により脊柱管が狭くなっているということになります。
その場所に骨のずれがあればそれを治せばいいということになります。
そのように考えることができれば、まず自分でできることはまだ沢山あるのです。
手術を考えるのはその後という事になりますね。
様々な方法を使って、腰の骨のずれを元に戻したり、姿勢を良くしたりすることができるということを今日あなたに知って欲しいのです。
脊柱管狭窄症は自分で治せる!姿勢と腹筋で安定した腰を作る方法
脊柱管狭窄症の改善には、まず大前提として姿勢を良くして歩くというところがポイントです。
しかし、多くの人が姿勢を良くするという認識が間違っているために、意識しても腰に負担のかかる姿勢になっていることが多くあり、姿勢を良くするということ自体が難しくなってしまいがちです。
良い姿勢の秘訣として知っていただきたいのは「骨盤を立てる」ということです。
まずはここから始めないといけません。
なぜかというと、骨盤が背骨の土台だからです。
例えば、傾斜のある斜めの土地に家を新しく立てる時、いきなり家の土台を組むということことはしませんよね?
まずはどんな土地でも整地をして土地を平らにします。
その後に土台を組んでいきます。
体も同じように、骨盤が前傾や後傾している状態では上に位置する背骨はまっすぐになりません。
骨盤を前傾でも後傾でもない中間位に持ってくるように意識しましょう。
ではどのように骨盤を中間位に持ってくれば良いのでしょうか?
その方法を詳しく記載した記事があります。
この記事をご覧になってまずは正しい姿勢をマスターしましょう。
正しい姿勢を身につけて歩くだけで足のしびれがましになり、いつもより長く歩けるようになることもあるくらいです。
腰痛で姿勢を良くしたい人必見!朝晩30秒で姿勢をリセットする方法
正しい姿勢が取れるようになれば、次はその姿勢をキープする方法が必要です。
それはお腹の筋肉、腹筋を使えるようになることです。
腹筋といってもマッチョの人が鍛えている腹筋ではありませんよ!
今回お教えしたいのは腹横筋というインナーマッスルです。
この筋肉は、別名お腹のコルセットとも言われ、腹圧を高めて腰椎を固定してくれる役割があります。
お腹の一番深いところにある腹横筋の使い方をマスターすれば、骨盤の正しい中間位をキープすることができます。
こちらも、詳しい方法を解説したページがありますのでそちらを参考にしてみてくださいね。
動画でわかりやすく解説しております。ぜひお試しください。
いかがでしたか?
このように、脊柱管狭窄症という病気は正しくセルフケアできると手術をしたり、長く薬を飲んだりしなくても意外と自分で症状を軽くしたり、場合によっては治せることもあるのです。
ぜひあなたの症状改善にお役立てください。
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