マッサージやリフレクソロジーで癒してもらったことはるけど、整体にはあまり行ったことがない。
また整体に興味はあるけど、実際に整体院って一体何をしてもらうところかよくわからないと思って行くのが遠ざかっている方。
正直、「整体ってなんなの？」「整体って実際効果あるの？」「整体って何するの？」このような疑問が頭の中にないでしょうか？
そんなあなたの整体に関する疑問を解決させていただきたいと思います。
私は柔道整復師でもありながら整体師でもあります。
手前味噌になりますが、そのように長年体のことに携わらせていただいても、今だに私自身が整体にに魅力を感じているのも事実で、「やっぱり凄い技術だなあ」と思っています。
もし私が患者の立場でも迷わず良い整体院を探しますし、友人にすすめるでしょう。
結論から言うと整体はとても素晴らしい施術で、正しく受けることで体を傷つけることなく素晴らしい効果を発揮します。
では何がそんなに素晴らしいのでしょうか？
その整体の秘密についてお話しさせていただきます。
整体とはなに？
整体とは、文字通り体を整えると書きます。では何を整えるかを一言でいうと「体の重心を真ん中に整える」ということです。
姿勢を整える、骨格を整えると言い換えることもできます。
そうです。その姿勢を整える、骨格を整えることで体の重心をど真ん中に持ってくるのが整体術なのです。
そして病気を起こすのは、体の重心が崩れることで体を支えるバランスが崩れ、色々な病気やケガが起きやすい状態になる為だと考えています。
体を構成する要素は筋肉、筋膜、靭帯、骨、関節といわれるものです。
そのアンバランスが筋肉の緊張、筋膜のねじれや骨のズレという風な形で現れます。
私たちはそれらに対して直接手をを加えて整えるということをします。
重心バランスを崩す原因には、過去のケガや手術、妊娠出産、仕事による作業姿勢、スポーツによる過度な運動、心理的なアンバランスによるものがあります。
整体ではどういうことをされるの？
では実際には整体というと何をされるのでしょうか？
整体には、ざまざまなテクニックがあります。
これは先生がどのような方法を使うかによって大きく変わります。
例えば器具を使って施術するところや、ストレッチなど体を動かすこと、バキバキと音を鳴らす行為を主体としたところなどがあります。
ちなみに当院では、患者様にはうつ伏せ、仰向け、横向けの姿勢でベットで寝ていただいた状態で強い衝撃などは加えず、施術を行っていきます。
お医者さんと整体との違いは？
お医者さんは西洋医学に則って体をそれぞれのパーツに分けて考えます。（肩が痛いと肩、膝が痛いと膝、頭痛が出ると頭というように。）
そしてほとんどの場合、症状の出ている部分をレントゲン、MRI、血液検査などで徹底的に調べて異常がないか探すのです。
異常があれば薬や場合によっては手術などで治療していきます。
それに対して、整体は重心を真ん中に整えることですから、体を各パーツに分けて考えることはせず、頭から足先まで一つのユニット（繋がり）として診ます。
よって患者さんが訴える症状の場所がどのような影響でおこっているのか、体の繋がりから因果関係を探っていきます。
それ以外の場所が症状に影響を与えていないか、姿勢バランスや触診などから判断していきます。
そして症状を起こしている原因の部分を手の感覚で突き止めて施術していきます。
整体院と整骨院（接骨院）との違いは？
簡単な違いで言うと、施術に健康保険の適用がされるのが、整骨院（接骨院）で、健康保険の適用がないのが整体院になります。
整骨院では、保険が使えるために、国家資格を有した施術者が施術に当たらなければならないと言う決まりがあります。
逆に整体院は保険が使えず、施術者は資格がなくても施術が行えます。
ここだけ見てみると、
「それなら整体院よりも整骨院の方が技術も上で、保険が適用されるから安く済ませられるから良いよね！」
となるのですが、実際はそうとも言えません。
と言うのも、整骨院は保険適用がされている分、できる施術が急性のケガのみ（骨折、脱臼、捻挫、打撲、挫傷）と限られています。
慢性の症状、（肩こりや腰痛など）は保険適用外となるため、やはりそれなりの金額がかかってしまいます。
私も過去、整骨院を経営していたこともあり、率直な意見としては、保険施術では満足な治療は受けられないと言うのが正直なところです。
現在整体院を運営しているのは、自費でも満足のいく施術をお届けしたいと言う思いがあるからです。
一般のマッサージ店と整体院との違いは？
マッサージは主に筋肉も凝り固まったところを直接もみほぐす手法で、癒し目的でも行われます。
熟練したマッサージ師の方に施術を受けると、筋肉がほぐれて疲労で疲れていた体は楽になります。
整体の場合は、筋肉にもアプローチはしますが、そのほかの筋膜、靭帯、骨と幅広く施術を行い、バランスを崩した体内部の構造を正常に戻すことを目的に施術をします。
よって圧倒的な解剖学的、生理学的知識を必要とします。
その結果、姿勢バランスの矯正はもちろん、筋肉の疲労も整体で取り除くことができます。
なぜ整体で体の不調が良くなるのか？
実は整体を行うと関節の痛みだけではなく、内臓の不調やO脚、猫背などの見た目の変化など様々な効果が現れます。
もちろん薬や手術をすることなくです。
ではなぜこんなことが起こるのでしょうか？
それには整体師が体の仕組みと、体が全て繋がっているという考え方に基づいて理にかなった見立てをしているからなのです。
家は柱が一番重要。それと同じで人間の体も骨格が基本になる
人間の体は骨格によって形作られています。
そしてその中に内臓が収まり、神経、血管が張り巡らされています。
それらが限られたスペースのなかにぎっしり収まっているために、骨の歪みというのが臓器や神経を圧迫し、関節に負担を与えてしまう原因となってしまうのです。
体は一部に問題が起きたとき、全体で歪みを起こしてバランスを取る
そして人間は２足歩行で生活するために、常に重力とのバランスをとりながらその状況で一番効率の良い姿勢バランスを探しながら生活しています。
この環境が重心のバランスを崩してしまうのです。
それが背骨や骨盤の歪み、筋膜のねじれ、筋肉の緊張となって体に現れます。
私たちは姿勢バランスを崩すその原因となっている歪み、ねじれの原因となっている筋膜や筋肉の緊張、骨のズレを本来の位置に戻すために手を加えます。
骨格が歪むと関節に痛みが出る原理とは？
そして関節の痛みが出る原理はこうです。
体を効率よく支えるというのは骨盤と背骨が左右対称で安定していなければなりません。
しかし重心バランスが崩れて背骨や骨盤に歪みが出ると、骨盤や背骨に左右差が生まれます。
例えば、左側の骨盤が上にあがると、相対的に左足の方が短くなってしまいます。
その状態で生活をしていると、右足よりも左足の方に体重がかかってしまうために、次第に左足への負担が大きくなってやがて痛みを起こしてしまうのです。
正常な姿勢でいると関節の負担は一番少ない。その状態に戻してあげるのが整体の役割になります。
整体をすると内臓や自律神経の不調まで良くなる？！
筋肉や骨を調整するのだから、姿勢や関節の痛みに作用するのは分かるけれど、内臓や自律神経などの問題がなぜ良くなるのか？とても疑問に感じますよね。
実は体の中には隙間なく内臓がぎっしりと詰まっており、さらにその間を血管や神経が縫うように通っているというのは先ほどお話ししました。
肋骨は心臓や肺、骨盤には子宮卵巣や腸、背骨には脊髄、頭蓋骨には脳が収まっています。
骨格は内臓や神経の入れ物でもあります。
よって肋骨、背骨、骨盤に歪みやねじれが起こってしまうと運動機能はもちろんのこと、中に収まっている内臓や血管、神経も悪影響を受けて本来の正常な働きができなくなってしまいます。
人間の体はあらゆる臓器の働きが影響しあって正常に機能してますので、一つの歯車が止まると全体に波及し始めます。
そして病気がはじまるのです。
先ほども言った通り整体は体を一つの繋がりと捉えているため、その繋がりによって筋肉や骨を施術し、背骨や肋骨、骨盤の形を元に戻すと内臓や血管リンパ、自律神経が正常な働きを始めるのです。
人間の体は頭の上から足の先まで全て繋がってできています。
これは体の内部でも同じこと。
それにより、例えば腰の骨を動かせば腸は動きますし、肋骨を動かせば肺の膨らみが活発になります。
このように、体全てが繋がっているのです。
それによってメスを使わずして体の外からアプローチし、内部の状態を変化させることができるのが整体の最大の効果であり醍醐味です。
まとめ
私たち整体師は、施術をするのは筋肉や骨格ですが体全体の繋がりを利用して臓器や神経系にも変化を与えることを得意とします。
私はそれ現場で感じ、その技術に魅了されていった一人です。
一般の人は、病気は医者にしか治せないと強く信じている人が多いですが、私の周りで整体で信じられない効果を出してることは事実です。
そしてそのような先生方は日本にたくさんいらっしゃいます。
手術や投薬には即効性がある一方、一度行ったら元に戻せないことや、薬の常用による副作用など、治療を進める上で大きなリスクを背負う必要があります。
よって結論を言うと、体の不調を持っていてこれだけの効果を出している整体を受けない理由はないと言うことです。
そして、病気と言えないような不調やお医者さんに行くまでもないような問題においても整体は得意分野であり、効果を感じてもらえることでしょう。
整体にしばらく行っていない人、整体に今まで行ったことがない人もぜひ利用してみてください。
行ってよかったと思うこと間違いなしです！
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